- 依頼者
- 30代男性
- 相手方
- 不倫相手の夫
- 地 域
- 東北・北陸
減額
350万円
事案概要
依頼者は、仕事先で知り合った女性が既婚者であることを知りながらも、不倫関係になってしまいました。会わない期間も途中ありましたが、結果として、5~6年間ほど、関係を保ってしまいました。
その後、相手女性の夫が、弁護士に依頼をして、慰謝料500万円を請求される通知が届きました。
依頼者は高額な慰謝料の請求に不安を感じ、弁護士法人プロテクトスタンス仙台事務所に相談しました。
解決までの流れ・弁護士の対応
依頼者は、慰謝料の減額を希望するものの、それ以上に自身も既婚者であり、間もなく子どもも生まれることから、何としてでも穏便に済ませたいという要望がありました。
また、家族に知られるのを防ぐため、一括で支払う金額には限度があり、家族に不審がられない程度で月々数万円程度の分割で支払っていきたい気持ちもありました。
しかし、本件を担当した仙台事務所の弁護士は、慰謝料を減額できる余地はあるものの、減額した金額で相手に応じてもらうためには、一括で支払った方が得策であることを依頼者に伝えました。
状況を把握した依頼者は、自身の親を説得し、慰謝料の支払いを立て替えてもらうことができました。
そして、弁護士による交渉の結果、慰謝料150万円を一括で支払うという内容で和解を成立させることができました。
この慰謝料の金額は、依頼者の不倫の状況からすると、相場よりも安い金額ともいえます。また、相手方に対して「親に借りてでも一括で返済する」という誠意を見せたことも、大幅な減額や弁護士へ依頼後2か月で合意できたというスピード解決の要因でもあります。
相手が既婚者であることを知らなかった場合は別ですが、既婚者であることを知りながら長期間、浮気・不倫を継続してしまい、自身の非の程度が大きい場には、相手に謝罪と誠意を伝えることも大切です。
親族などに相談して、なるべく一括で慰謝料を支払う姿勢を示した方が早期解決につながる可能性が高くなります。
また、分割返済より、一括で支払った方が、返済し終わるまで相手からの未払いの督促に怯える必要もありません。
慰謝料を請求された方は、支払う総額だけではなく、どのように支払っていくかという返済の仕方についても忘れずに弁護士と相談してください。