慰謝料の減額
浮気・不倫の慰謝料、離婚に関する相談(Q&A)
Q.慰謝料の請求を無視していたら、裁判所から通知が届きました。どうすればよいですか?

A.不倫相手の配偶者やその代理人弁護士から慰謝料を請求された場合、無視していたり、支払いに応じずにいると、訴訟を起こされて裁判になることがあります。
裁判所からの通知が届いた場合、たとえ、不貞行為の事実がなかったり、対応が面倒くさかったり、慰謝料を支払う気が無かったとしても、絶対に無視してはいけません。
裁判所からの通知を無視すると、相手方の請求をすべて認めたことになりますし、給料や預貯金、不動産の差し押さえなど強制執行を受けてしまう危険性もあります。
おそらく、裁判所からの通知の中身は、「訴状」と「口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状」という書類かと思われます。
これらを簡単に説明しますと、まず、訴状は原告(慰謝料を請求する人)の主張が書かれた書面であり、通常、それを裏付ける証拠がセットになっています。
次に、口頭弁論期日呼出状とは、第1回目の法廷が開かれる日(これを法律用語で「期日」と呼びます)に裁判所へ出廷することを求める書面です。
さらに、答弁書催告状とは、原告が訴状により出張してきた内容に対する、被告(あなた)の言い分を記載する書面(これを「答弁書」と呼びます)を裁判所に提出することを求める書面です。通常、原告や裁判官に事前に内容を知らしめるよう、期日の1週間前までの提出が求められています。
もしも、第1回口頭弁論期日に裁判所に出廷せず、また、答弁書も提出しない場合、被告が不在のまま裁判が行われ、原則として全面敗訴になります。つまり、原告の言い分が全て認められたことになってしまうのです。
つまり、「訴状に書いてあることはすべて事実です」「争いません」と主張したとみなされます。そのため、実際の事実関係とは全く異なっていたとしても、原告が主張した事実を前提とした判決が、裁判所から下されてしまうのです。
この点、第1回口頭弁論期日の前に答弁書さえ提出しておけば、出廷できなかったとしても、被告が答弁書の内容を法廷で主張したものとみなされますので(擬制陳述)、全面敗訴という最悪の事態は防ぐことができます。
しかし、答弁書は、原告の主張を認めるのか、争うのか、事実に誤りがあるのか(否認)、知らない事実なのか(不知)などを明らかにしながら反論する必要があり、訴訟の専門家である弁護士が対応しなければ、裁判の展開が不利に進んでしまう危険性も十分にあります。
裁判所からの通知が届いた場合には、慌てず、焦らず、弁護士に相談してください。
「慰謝料の減額」でよくある相談
- Q.不倫が発覚して慰謝料を請求されましたが、納得できないので、払いたくありません。無視してもよいでしょうか?
- Q.肉体関係がないのに慰謝料を請求されました。この場合でも慰謝料を支払わなければなりませんか?
- Q.慰謝料の請求を無視していたら、裁判所から通知が届きました。どうすればよいですか?
- Q.交際相手から、もうすぐ離婚すると聞いていたのですが、慰謝料を支払わなければなりませんか?
- Q.交際相手が既婚者であるとは知りませんでした。この場合でも慰謝料を支払わなければいけませんか?
- Q.請求された慰謝料の金額を本当に減額できるのですか?
- Q.慰謝料を減額できなかったときも、弁護士費用がかかりますか?
- Q.請求された慰謝料が支払えないのですが、分割払いは可能ですか?
- Q.不倫したのはだいぶ前なのですが、慰謝料に時効はありますか?
- Q.慰謝料を請求されたときに、やってはいけないことは何ですか?
- Q.交際相手から別居中だと聞いていたのですが、慰謝料を支払わないといけないのですか?
- Q.支払った慰謝料について、所得控除を受けたり、経費に計上できますか?
- Q.不倫相手と職場が同じなのですが、慰謝料の請求に加えて退職するように言われました。どうすればよいですか?
- Q.自分以外の不倫相手もいるのに、私が慰謝料を払うのですか?
- Q.自己破産をしたら、不倫の慰謝料を支払わずにすみますか?
- Q.婚約中に浮気してしまったのですが、慰謝料を請求されるでしょうか?