浮気・不倫の慰謝料や離婚に関わる法律用語「婚約解消」とは？

結婚を約束している2人がお互いの合意のもとで婚約を取り消すことです。一方的に婚約を取り消す場合は、婚約破棄にあたります。婚約破棄をした場合は慰謝料の請求を受ける可能性があります。

1.正当な理由があれば慰謝料は認められない

婚約が成立すると法的な効力を持つため、結婚の約束を果たさなければなりません。たとえば次のような場合に婚約が成立していると判断されるでしょう。

上記のような行動により婚約が成立しているのに、一方的に婚約を取り消す婚約破棄をした場合、結婚の約束を果たさないことになります。そのため、慰謝料を請求されたら、支払わなければならない可能性があるのです。

慰謝料の支払いを回避するには、婚約の取消しについて婚約者から合意を得ることで、婚約破棄ではなく婚約解消にする必要があります。

なお、次のような事情を理由に婚約破棄をする場合、婚約破棄に正当な理由があるとして、慰謝料の請求を受けても支払いを回避できる可能性があります。

これらの事情がないのに、ほかに好きな人ができてしまった、親が結婚に賛成してくれないといった理由で婚約破棄をすると、慰謝料の請求が認められると考えられるでしょう。

正当な理由がない状況で婚約を取り消したい場合、婚約者ときちんと話し合い、合意を得ることが重要です。穏便に婚約を解消するために解決金を支払うことも有効な手段になる場合があります。

2.婚約解消のトラブルは弁護士に相談

婚約解消に向けた話し合いをしても婚約者が応じてくれず、慰謝料を請求される可能性があります。自分で話し合いを続けようとしてもこじれてしまう場合があるので、弁護士へ相談しましょう。

弁護士であれば婚約破棄に正当な理由があるかどうか判断してくれますし、正当な理由がない場合は慰謝料の減額に向けて交渉してくれます。

また、逆に「婚約を取り消したいと言われたけど、納得できないから婚約破棄の慰謝料を請求したい」といったお悩みに関しても、弁護士に相談することをおすすめします。慰謝料の請求が認められるかどうか、認められる場合は妥当な金額を弁護士が判断し、その金額の獲得に向けて相手方と交渉してくれます。

弁護士法人プロテクトスタンスでは、浮気・不倫の慰謝料請求はもちろん、婚約破棄の慰謝料請求にも豊富な実績を持つ弁護士が在籍しております。お気軽にご相談ください。